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【海賊黄金】男装して海を駆けた女海賊・メアリ・リードとは何者だったのか?

 ~海賊黄金時代に現れた“伝説の女海賊”~

「女海賊」と聞いて、あなたは誰を思い浮かべるでしょうか。多くの人はアルビダ、ビッグマムあたりを思い浮かべるかもしれない(何かの影響で)。

今回紹介するのは実在した海賊メアリ・リード。彼女は「男装して海賊になった女」として特に有名でのようです。しかもその人生は

  • 男として育てられる
  • 軍隊に入る
  • 海賊になる
  • カリブ海で暴れる
  • 捕まる
  • 妊娠で処刑延期

という「事実は小説より奇なり」を地で行く内容になっている。今回は海賊黄金時代を生きたメアリ・リードについて見ていきたいと思います。  


目次

まず「海賊黄金時代」とは?

メアリ・リードが生きた時代について。彼女が活動したのは「海賊黄金時代」と呼ばれる時代だった(近世)。一般的には1650年代~1730年代頃を指します。この頃のカリブ海では

  • スペイン帝国
  • イギリス
  • フランス
  • オランダ

などが争っており海はかなり混沌としていました。戦争が終わると、今まで私掠船として働いていた船乗りたちが失業し、「じゃあ海賊やるか」となったのです。転職先が海賊って、、、


メアリ・リードは本当に実在した?

結論から言うと実在した可能性は高い。1720年の裁判記録などが存在しているためです。  ただし問題は「前半生が怪しすぎる」こと。仕方ないよね。


男として育てられた少女

後世資料によれば、メアリ・リードは幼少期から男装していたといいます。  理由はかなり切実で

  • 母親が生活費を得るため
  • 亡くなった息子の代わりとして育てた

という話が有名です。つまり「女だと金がもらえなかった」ためなのです。時代の厳しさを感じる物語ですん。


軍隊に入り、さらに海賊へ

男装したまま成長したメアリ・リードは軍隊に入ったという伝説まである。  さらに

  • オランダ軍勤務
  • 恋愛
  • 結婚
  • 夫の死

など人生イベントが異様に多い。さながら悲痛な運命を背負ったRPG主人公のよう。しかしこの辺は史実かどうか怪しい部分も多いようです。なぜなら彼女の有名エピソードの多くは『A General History of the Pyrates』という1724年の海賊本に由来するからです。  この本は海賊史の超重要資料だが「盛っている可能性も高い」ことで有名(三国志演義みたい)。


アン・ボニーとの出会い

メアリ・リードを語る上で外せないのがアン・ボニーです。アン・ボニー は海賊ジョン・ラカム(通称カリコ・ジャック)の仲間でした。  そしてメアリ・リードもまた、同じ船で活動することになる。つまり女海賊二人組が同じ船にいたのである。時代背景的には珍しくないかもしれませんが。実はかなり戦っていたらしいです。後世の記録では

  • 男海賊が隠れていた時
  • メアリとアンだけ戦っていた

という逸話まである。つまり男たちより肝が据わっていた可能性があります(いつの時代も女性はつよいっすね)。もちろん多少盛られている可能性はあるが女性海賊が珍しかった(記録的には)時代にここまで名前が残った時点で相当インパクトが強かったのでしょう。  


しかし活動期間は異常に短い

ここが意外なポイント。メアリ・リードの海賊活動はわずか数か月程度だったとされます。  なのに数百年後まで名前が残っています。すまわち「キャラが濃すぎた」のでしょうか。


海賊たちはあっさり捕まる

1720年、ジョン・ラカム一味は討伐される。  

海賊黄金時代後半になると各国が本気で海賊掃討を始めていたためです。かつては海賊を利用していた国々も「いやもうコイツら危険すぎる」となったのです。用済みになったらポイ。使い捨てにも程があるわ。


妊娠で処刑延期

捕らえられたメアリ・リードとアン・ボニーは裁判にかけられ。当然有罪しかしここで二人は「妊娠していまーす」と主張しました。  当時の法律では妊婦を即処刑できなかったため処刑延期とあいなりました。これを「pleading the belly(腹を訴える)」と呼ぶ。時代を感じる制度ですな。


メアリ・リードの最期

アン・ボニーはその後消息不明だがメアリ・リードは1721年、ジャマイカの獄中で死亡したとされています。  死因は病気とも言われるが、詳細は不明。つまり彼女は伝説級の知名度なのに謎だらけの存在なのであります。


なぜ今でも人気なのか?

メアリ・リードは実際の活動期間だけ見ればそこまで長くない。しかし

  • 男装
  • 軍歴伝説
  • 海賊
  • 女海賊コンビ
  • カリブ海
  • 裁判
  • 悲劇的最期

など物語性が強すぎる設定がもりだくさんだからです。


結論:メアリ・リードは「史実」と「伝説」の境界にいる海賊だった

メアリ・リードは実在した可能性が高い。しかし彼女の人生の多くは伝説化されている。だからこそ魅力的なのかもしれません。実際、海賊黄金時代そのものが

  • 冒険
  • 暴力
  • 植民地戦争
  • 貧困
  • ロマン

が混ざり合った混沌の時代でしたそしてメアリ・リードはその時代を象徴する存在として、今でも語り継がれているのです。できれば美人の海賊で会って欲しいと妄想を膨らませてしまいますね。男装海賊は同じ女性からも人気がありそうですし。


参考資料・出典

  • Britannica「Mary Read」
  • Wikipedia「Mary Read」
  • Wikipedia「Golden Age of Piracy」
  • Britannica「Anne Bonny」
  • Britannica「Swashbuckling Sisters: 6 Lady Pirates」
  • Wikipedia「メアリ・リード」
  • Wikipedia「海賊黄金時代」
  • Britannica「アン・ボニー」
  • Britannica「女海賊特集」
  • Britannica「メアリ・リード」

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