〜女王じゃない方のクレオパトラ〜
古代世界には、あの有名な
クレオパトラ7世
とは別に、
謎の女性錬金術師
「クレオパトラ錬金術師」
と呼ばれる人物がいました。
「またクレオパトラかよ。 」
ただしこちらは絶世の美女というより、
- 蒸留装置
- 神秘思想
- 金属変成
- 謎の暗号文章
などを扱う、かなりディープな存在です。
そもそも誰なの?
クレオパトラ錬金術師
クレオパトラ錬金術師は、
おそらく紀元3〜4世紀ごろに語られた女性錬金術師です。
ただし問題は、
実在したのかすらハッキリしない。
「開始3行で正体不明。 」
古代の錬金術書に名前が登場するものの、
- 本人が書いたのか
- 後世の偽名なのか
- 伝説化した存在なのか
研究者の間でも議論があります。

錬金術ってなに?
当時の錬金術は、
「鉛を金に変える怪しい魔法」
と思われがちですが、実際はもっと複雑です。
古代の錬金術には、
- 化学実験
- 金属加工
- 染色技術
- 医薬研究
- 哲学
- 宗教思想
などが混ざっていました。
つまり、
科学・オカルト・哲学の全部盛り。
「学生時代に遊びでドリンクバーのジュース全部混ぜてくそまずい飲みもの作った時のあれにちかい 」
有名な“ウロボロス”の図
クレオパトラ錬金術師で特に有名なのが、
ウロボロス
の図です。
蛇が自分の尻尾を食べて輪になっている図で、
- 永遠
- 循環
- 世界の完成
- 生と死
などを象徴するとされます。
そして図の近くには、
「一はすべて、すべては一」
という思想も書かれていました。
「なんで蛇だったんだろうね、ウサギじゃだめだったんかな」

錬金術師たちの文章、難しすぎ問題
古代錬金術書の特徴として、
- 比喩だらけ
- 暗号だらけ
- 意味深な絵
- わざと分かりにくい
という困った特徴があります。
例えば、
「赤き花嫁を白き夫と結合せよ」
みたいな文章が普通に出てきます。
「説明書を書け。って普通に思う」
これは知識を秘密にするためとも言われています。
女性錬金術師は珍しかった?
かなり珍しいです。
ですが古代の
アレクサンドリア
周辺では、
- 学問
- 哲学
- 医学
- 錬金術
などに関わる女性も存在していました。
そのため、
クレオパトラ錬金術師や
マリア・ユダヤ人
のような女性研究者の名が後世に残ったと考えられています。
まとめ
クレオパトラ錬金術師は、
- 正体不明
- 実在も不確定
- でも後世に強い影響を残した
という、かなりロマンのある人物です。
彼女の残した思想や図像は、
後のヨーロッパ錬金術や神秘思想にも大きな影響を与えました。
そして現代でも、
「蛇が自分の尻尾を食べる図」が出てくると、
だいたい錬金術っぽい雰囲気になります。
「まああとフラスコと金あたりを一緒につければ完璧錬金術ぽいって個人的にはおもうます。」

出典
世界史百科事典 – 錬金術
『錬金術リーダー』スタントン・J・リンドン
『錬金術と神秘主義』アレクサンダー・ルーブ
ブリタニカ百科事典 – 錬金術師クレオパトラ

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