「女性錬金術師」と聞くと、魔法や怪しい秘術をイメージする人も多いかもしれません。しかし、古代世界には――実験装置を開発した天才女性とも言える人物が存在しました。その名は、マリア・ユダヤ。実は彼女、現代の化学実験にもつながる「蒸留装置」や「湯煎」の原型を生み出したとされる超重要人物なんです。今回はそんなマリア・ユダヤについて、わかりやすく紹介していきます!
マリア・ユダヤとは?

マリア・ユダヤは、紀元1〜3世紀頃に活動したとされる女性錬金術師です。活動地は、当時世界最大級の知識都市だったアレクサンドリア。この都市には、
- ギリシャ哲学
- エジプト文明
- ローマ文化
- ユダヤ思想
などが集まり、まさに「古代世界の学問の中心地」でした。そんな場所で、彼女はさまざまな実験装置を開発したと伝えられています。
そもそも錬金術とは?
錬金術は、「鉛を金に変える怪しい魔術!」みたいなイメージがありますが、実際はもっと複雑です。当時の錬金術には、
- 化学
- 哲学
- 医学
- 宗教
- 実験科学
などが混ざっていました。つまり、現代科学のご先祖様みたいな存在だったわけですね。
マリア・ユダヤが発明した「トリビコス」

彼女の代表的発明が、「トリビコス(Tribikos)」と呼ばれる蒸留装置です。ざっくり説明すると、
- 液体を加熱する
- 蒸気を発生させる
- 冷やして液体に戻す
- 不純物を分離する
という仕組み。現代のお酒作りや香水製造にも通じる技術ですね。しかもトリビコスは、蒸気を回収する管が3本ついていたと言われています。まあでも画像がなかったら正直なにいってるかわかりませんね。
「湯煎」の元祖だった!?
実は料理で使う「湯煎(バンマリー)」も、マリア・ユダヤの名前が由来だと言われています。英語やフランス語では、bain-marie(バンマリー)と呼ばれます。これ、意味はほぼ「マリアのお風呂」です。ちょっとかわいい。ただ普通に生活しててハンマリーとか聞いたことないけどね
なぜ湯煎は重要だったのか?

直接火にかけると、
- 焦げる
- 温度が上がりすぎる
- 成分が壊れる
という問題があります。しかし湯煎なら、ゆっくり均一に加熱できる。つまり、繊細な実験が可能になるということです。現代でも、チョコレート、プリン、化学実験、医薬品製造などで普通に使われています。古代の発明が、今も現役なの普通にすごい。
マリア・ユダヤは魔女だった?
よく「女性錬金術師=魔女」みたいに言われますが、実際には少し違います。むしろ彼女は、古代の女性研究者に近い存在です。ただし当時の科学は、宗教や神秘思想と密接だったため、
- 神秘主義
- 儀式
- 哲学
なども混ざっていました。なので現代人から見ると、「科学者」と「魔術師」の中間みたいに見えるんです。
まとめ
マリア・ユダヤは、
- 古代の女性錬金術師
- 蒸留装置の開発者
- 湯煎技術の元祖
- 実験器具の発明家
として知られる人物です。「錬金術」と聞くとかっこいい印象がありますが、その中から現代化学の基礎技術が生まれていきました。そう考えると彼女は、古代科学を支えた女性エンジニアという響きがぴったんこカンカンですね。

参考資料・出典
- Wikipedia「マリアユダヤ」
- Wikipedia「ウロボロス」
- コトバンク「錬金術」
- Britannica「錬金術」
